丁子屋の自然薯 〜「自然の薯」と言われる由縁、安心、安全の食物

1.芋 〜自然薯とは

自然薯は学名を「DIOSCOREA JAPONICA」と言い、ヤマイモ科として現在10属、650種が知られています。伊勢芋、大和芋、長芋は同族異種の植物です。自然薯は日本の山野のみに自生している植物です。

近年、ようやく栽培が可能となりましたが、農作物と呼ぶにはまだまだ、その域に達していません。その意味では「自然植物」と言えるでしょう。

自然薯の最大の特徴

自然薯自然薯の最大の特徴は、芋が吸着特性・吸収特性を持っていることです。

例えば栽培園場で堆肥に畜糞や鶏糞を使用すると、その臭気を芋が吸着します。また農薬を使用すれば、土壌溶液を介して芋が農薬を吸収するのです。

そして、吸収したものは芋そのものの色、味、臭いに影響を与えます。

しかし、健康な土壌であれば良い土の香りがします。

これを岡本太郎の母、岡本かのこ女史は「神仙な土の香り」と表現しています。すなわち、良い芋造りは良い「土造り」から始まると言えます。

2.土 〜目指す土質

良く肥えた土は、手の平一杯の土中に50億の生命(微生物)が住んでいるといわれます。

彼らバクテリアが有機物の分解を重ね、良い土を作るのです。そして土本来の力こそが、植物の本当の力を引き出せます。

吸収吸着特性のある自然薯にとって良い土を目指すには、農薬・化学肥料に頼らないで土本来の力を生かした農業を実践する必要があります。

3.農 〜自然を科学する農法

土本来の力を生かした農業を実践するための1つの答えとして、「生態系農法」があります。

「生態系農法」とは、土壌環境を重視した土作りを行い、安易に農薬や化学肥料を使わず、環境にやさしく農作物が持つ本来の生命力を最大限に発揮させる農法です。

畑の様子当店ではこの生態系農法を実践している静岡県内の農家の自然薯を使用しています。

しかし、残念ながら今現在では多くの土が農薬に汚され、本来の姿ではないところが多いのも事実です。

そのような意味では、地球にやさしい環境でしか本来の姿に育たない自然薯は、まさに母なる大地の贈り物と言えるでしょう。