丁子屋 十四代目ブログ

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丁子屋生産者さん、多数上位入賞の静岡県自然薯品評会

自然薯のこと

第34回静岡県自然薯品評会が行われました。

参加者数こそ少なくなっていますが(48名)

間違いなく過去最高レベルだったと思います。

静岡県の自然薯は確実においしくなってますし、まだまだおいしくなることを感じさせる空気に包まれてました。

 

さらに嬉しいことに!

48作品中13名が上位入賞者。

そのうち8名が丁子屋に納品してくれている生産者さんたちでした!

LINEなども使い積極的な情報共有やお互いの圃場視察、悩みや課題を共有することで日々高め合う関係性を数年かけて築き上げて行っています。

まさにその成果が現れ始めていることと感じました。

今年の視察の様子はこちら

緊急事態宣言明けも飲食店はまだまだ厳しい状況に置かれていますが、冷凍とろろ汁などの販売は伸びてきています。

喜んでいただける商品を提供するとともに、自然薯そのものの品質を高めるためには生産者とどう関わっていけるか。

まだまだ飲食店としてできることはあるかなと感じました。

そして #静岡県はとろろ県

になれるように頑張りたいです。

ということで、店頭や通信販売でこの掘り立ての新薯の販売始めます!

○審査内容

形、色、病害虫などの傷みの有無、アク、香り、粘り(大事な味の部分は今回はコロナ禍のため中止)、トレーサビリティチェック(農薬や肥料など栽培過程の書類審査)

 

○審査員

県庁職員さん、消費者協会の皆さん、自然薯を扱う飲食店としてとろろ屋ととろさん&丁子屋。

静岡県庁農業戦略課審査委員長による講評

栽培技術の発展により、全体的な品質が間違いなく向上している。地域の偏りも少なく、県内全体での品質向上とも見受けられる。生産者と飲食店、消費者が互いに手を取り合いながら取り組んでいるのが素晴らしい!

お昼はととろさんの自然薯、むかごをはじめ地元食材をふんだんに使った弁当

実はこっそり参加していた僕の自然薯

ダントツの最下位!

片手間で栽培できるほど甘くはなく、ましてやプロの中ではかなわんなーということが証明できました。😅

手伝ってくれた杉田さん親子ごめんなさい。来年は頑張ります。

品評会の様子を自然薯YouTuber杉田キイトくんがアップしてくれてます⤵︎

うまスギタチャンネル

#静岡県はとろろ県 #とろろ屋ととろ #丁子屋 #自然薯 #むかご #とろろ汁 #冷凍とろろ汁 #在来作物 #杉田ファーム

 

12月2日 BS朝日 鉄道の旅スペシャルで東海道特集!

メディアに取り上げていただきました
テレビ放映があります!
 
東海道の鉄道旅
放送開始300回記念の2時間特番です。
 
12/2(木)20:00〜21:54
BS朝日「新鉄道絶景の旅スペシャル」
 

茅葺&明治の部屋が登録有形文化財に!

メディアに取り上げていただきました

11/19報道解禁!

お客様や地域の皆さんからの言葉から、茅葺の建物やその元となった広重さんの浮世絵が「みんなの風景」なんだという思いがありました。

そしてこれからもそうなればいいなと、様々な取り組みを行ってきました

 

なんと

その茅葺がこの度、

文化庁の登録有形文化財への登録が決まりました!

(正式な登録は2022.3)

 

今回の申請にあたり多大なご協力をいただいた増田千次郎先生本当にありがとうございます。

そしてこれまでご支援いただいた皆様、ご来店いただくお客様、働いてくれてるスタッフ、自然薯生産者、東海道含む地域の皆さん、そして大切な家族。全ての皆様に感謝申し上げます。

 

 

1833年に広重さんが描いてくれた「丸子」

この絵こそ丁子屋の原点であるとスクラップ&ビルドの世間の流れとは逆行し、1970〜1971年に茅葺移築を行った12代目。 

1970移築の様子

 

で、面白いなと思ったのが

以前より「江戸時代の丁子屋は萱葺きではなかった」が自分の持論でした。

もしそうなら明治大正時代の写真ではもっと背の高い建物が残ってるはず!(お寺のような)

 

そんな中、

今回の申請に向けての調査中に出てきたこの写真↓

やっぱり~!!

建築の増田先生曰く、江戸時代の宿通りでは「火事で延焼するのを恐れて、茅葺を立てなかった」とか。

で、この写真を見たら正面に映る丁子屋は茅葺きではないのに、奥まったお隣のお宅(街道には面していない)の建物は茅葺き!

ということは大正7年のこの時点で茅葺ではないということは、やはり江戸時代には茅葺きではなかった?!

 

でも広重さんは茅葺のとろろ汁店を描いてる。

ということは・・・・

 

(1733)とろろ汁店のあるこの場所には、お隣にある茅葺の風景がよい!と判断した広重さん

(1970)広重さんの描いた浮世絵こそが「丁子屋の原点である」と、かやぶき移築を決断した12代信夫さん

(2018~)この風景を守っていくからこそ、「丁子屋は丁子屋としてあり続ける」という思いで茅葺修復をすすめ文化財登録申請を依頼した結果。

 

2022年 広重さんが描いた風景が「みんなの風景」として文化財登録!

 

なんだかとても嬉しいし、ありがたいことです。

これをきっかけに、この茅葺き含め東海道は「みんなの風景」であり、「東海道は生きている」ということを現代に生きるみんなで美味しく楽しく共有できればいいなと思います。

 

 

この写真は2018年まで屋根として使われた茅を使った茅葺の器↓

文化財登録を記念し、店頭にてこのとろろ茶碗の販売を行いたいと思います。

53次にちなんで¥5,300(税込み)

200番までのシリアルナンバー入りです。

この器は静岡を拠点に世界で活躍されるセラミックコミュニケーター、前田直紀さんの作品です。

数量には限りがありますのでご注意ください。

 

それと来週11/22(月)

静岡県庁21階にてグッドデザインしずおかの最終審査があります。

今の宿場で活動する人のご縁を繋ぐ「#宿場なう」という取り組みが残りました。

もしよかったら見に来てください

設営の様子/平吉夫婦&デザイナー牧野美和さん

 

 

以下ご参考まで、ここ数年の茅葺についての取組~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2017.クラウドファンディング

浮世絵の風景を残すための茅葺修復支援

➡︎500名様より¥11,200,000のご支援をいただきました。

クラウドファンディング目標達成のお礼!

 

2018.茅葺修復の様子

茅葺修復期間中に一般の方や地域の小学生たちのための見学会(300名様の参加)や修復金支援者による修復体験を行いました。

写真でたどる茅葺修復のご報告

 

丁子屋ショップサイト

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3月29日(金)営業いたします
11:00〜14:00(L.O.)

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・土日祝日は20名様以下
・入店は12:30までにお願いします
※お正月、G.W.、お盆、連休などの繁忙期はご利用いただけません。ご了承ください。
※お食事以外でのご利用はご遠慮願います。

●営業時間
平日  11:00〜14:00
土日祝 11:00〜15:00(L.O)
    16:30〜19:00(L.O)19:40閉店

●お支払い方法
クレジットカード各種、paypay、LINE Payをご利用いただけます

●自然薯の不作のため
・自然薯の物販は休止(お料理は提供しています)
・「揚げとろ」を含む料理内容を一部変更しております。
ご理解、ご協力をお願いいたします。


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